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アイルランド4日目 デリー - バート 徒歩旅行開始

2009-06-29 22:57
(一昨日と昨日はインターネットにアクセスできませんでしたので、2日遅れのアップロードです。)
デリーは3日ぐらい掛けてゆっくりと見たい街ですが、先を急ぐことにしました。
コークまでたどり着くのを優先した訳です。それにアイルランドについてから好天続きでこれが、いつまで続くかわかりません。今日の出来事の一部をメモしておきます。

朝は見事にセッティングされたテーブルで、定番(ソーセージ2、ベーコン2、卵焼き1、三角のポテトフライ、焼きトマト、マッシュルーム)ほか、オレンジジュースや果物やいろいろ選べます。旅の楽しみの一つは朝食の豊かさです。ワシントンDCから観光にきた中年のアメリカ人夫婦と相席で、夫人の方は5回目で、アイルランド人のやさしさに惹かれて来るといいます。私が徒歩旅行の話をすると「私も歩かなくちゃ」と自分のお腹の周りをさすっていました。話が弾んで終わりそうもないので、失礼して、支払いを済ませて、ピーターさんとお別れをし、9時20分、いよいよ徒歩旅行の始まりです。サックにサブザックを背負わせたようにしたので、子供を背負っている感じです。子連れ狼と思えばいいと歩き出しました。宿の前の道をゆっくりと登っていきます。取り付きを間違えると、精神的なダメージが大きいので何度もききながら30分も登るとGroatry Doadへ入ります。この道をまっすぐ行くとBurtに着きます。緩やかかに上下する丘の道はもう人や車にあまり会いません。広々と拡がる緑のパッチワーク。申し分のない景色です。
50分歩いて10分小休止、これを2回繰り返した当たりから、足が与太ついてきました。このコースの近くに古い要塞のあとがあるのですがそこまで2キロとあり、私の足はもう限界に来ているのでやめました。折から小雨が降ってきて、お腹もすいてきたので、昨日スーパーで仕入れたトマトパンを出して、立ったまま食事をしました。小雨のなか立って食べることを教えてくれたのは英人Phさんです。本当は要塞まで行って、暖かい紅茶でも作りたかったのですが・・・景色は西斜面に入ると眼下にLougu Swilly湾が見え、大パノラマが拡がります。杖を取り出し、それに頼って、ほうほうの態でBurtに付きました。13時20分、8キロ足らずの山道を4時間掛けて歩いたことになります。傍にホテル・レストラン・バーつきの教会がありましたので、迷わずバーに入って、ギネスを注文しました。ギネスはいつでもどこでも満足を与えてくれます。合気道黒帯の青年が相手してくれたのは幸いでした。彼の調べてくれたところによると宿は2マイル離れているとのこと。日本へ行きたいらしく、飛行機代のことを聞きます。携帯を電卓代わりに使って、ユーロに換算して独りうなずいていました。ギネスの効果はてきめんで、やや軽くなった足取りで歩き始めました。途中、半身裸で自分の家の塀にペンキを塗っているおじさんと立ち話をしたりしました。日本へ2度、錦鯉にいたく感心し、いい印象を持っていました。道は国道で車がビュンビュン通りますが道幅が広く、歩くのには支障はありません。
小1時間くらい歩き、なかなか行き着かず、うんざりして休みを取りました。小休止の後、腰を上げて数メートル先にB&Bの看板が出ているではありませんか。昨日のパブと同じです。そこから100メートル近く登ります。B&Bに着く20メートルぐらい手前に宿の人が犬2匹連れて出迎えてくれました。Farm Houseに泊まるのは初めてです。斜面の広い牧草地には羊や馬がいます。眺望は「息を呑むほど」すばらしい。部屋もゆったりして立派です。これはキャザリンさんが取ってくれたのですが、いいことをしてくれました。
ルイゼさんとロウゼンマリーさんの二人がお相手してくれます。コーヒーか紅茶かはいかがですかといってくれましたが、まずシャワーを取らせていただきました。(ついでに洗濯) 相客は立派な若夫婦。問題は夕食なのですが、ひとつの案として示されたのは、今夜教会でバーべキュー・パーティがあるので、それに参加しないかということでした。数十キロも離れており、そこでもみくちゃにされると明日の行程に差し障ります。諦めて、(諦めない方がよかったかも) 何でもいいから食べるものを作ってほしいとお願いしたら、肉と魚の冷凍を持ってきてどちらが良いかと言うので、昨日肉を食べたので、魚を選びびましたら、サラダやデザートが付いて14ユーロというメモを持ってきて、これでよいと念を押されました。この宿にはアルコールは無いようです。そんなこともあろうかと昨日ジェムソンを仕入れておいたのが威力を発揮します。5時半、私一人だけの食事が出来、窓越しに広大な景色を見ながらの食事は贅沢そのものです。からりとフライされた白身の魚、茹でたジャガイモ、かぼちゃ、グリーンピースが付きます。すばらしい味で、胡椒と岩塩だけで食べます。(敵もさる者) フルーツサラダとアイスクリームとコーヒーと至福の時が流れます。車の運転が出来、家族でここ来ればどんなにすばらしいかと思いました。ルイゼさんが、非常用にと携帯電話の番号書いたメモをくれて、出て行った後は、私独りです。ベッドに横になったら寝てしまったようです。目が覚めれば11時半。彼女が帰宅しているかどうかわかりません。
これを書いていますが、インターネットは使えません。それもなかなか良いですね。インターネットは幸せには関係が無いと思いました。
このFarm HouseはAnaria Farmhouse Accomodationが正式な名前です。ルイゼさんは、どこかロートレックの絵マルセル?のような、なんとも言えないやさしさがあります。

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