| 旅の楽しみの3割以上は食べることの楽しみにあると思っている。 海外旅行へ行って、食べ物がまずかったと言う人や、食べ物の話をしない人は、私はその人が大した旅をしていないと思う。 ありがたいことに、私は世界のどこへ行っても、その土地のものが美味しい。 「あなた方はこんな美味しいものを食べているのか!」と驚嘆する。 だから、その土地の美味しいものを知らず旅行するわけに行かない。 予備知識が必要だ。行ってその土地の人に聞くのが一番だが。事前に少し情報を仕入れるのも楽しみの一つ。 そんなわけで、図書館で、松井ゆみ子『ケルトの国のごちそうめぐり』(河出書房新社)が目に留まり、手に取った。 素晴らしい写真が沢山ある。ただ、写真だけからは、アイルランドのご馳走は立ち上がってこない。 牡蠣やジャガイモなどアイルランドで有名なものは別にして、覚えておきたいものを書いておく。 ブラックプディング ー腸詰。血が入っているから黒い。その中で特殊なのは、ドリシーンとトライブで珍味のようだ。 コークのヒラメのバター焼き コーク産のジン アイリッシュスチュウ アイスクリーム まあ、こんな所だろうか?この方はダブリン近郊のニューブリッジという所に住んでおられて、そこを中心とした生活の、食を中心としたエッセイで、アイルランドの日常といったものを垣間見ることができるが、タイトルの「ごちそうめぐり」から、各地の名物郷土料理のようなものを知ることが出来ると思って読んだので少しがっかした。 アイルランドには取り立てて目を見張るような料理はないが、平凡だが地味あふれる料理が食べられるのかもしれない。 それにしてももう少し情報を仕入れておきたい。ダブリンではこれがお勧めとか、B級グルメ的情報でもいいから「これがお勧め」といったことが知りたいのである。 #42 |




