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動詞の単純形と進行形の使い分け

2007-05-06 22:33
以下の記載があります。
(a)I live in Hakodate.
(b)I am living in Hakodate.
(a)は現在時制を用いた例であるがliveは状態動詞である。したがって、この例では話し手が現在を含めて、これから先も長期間に渡って函館に住むことが予想される。しかし、進行形を用いた(b)ではそのような意味は生じない。なぜなら、進行形を用いることから設定される時間的枠が生じ、函館に住んでいるという状態が一時的な意味になるからである。したがって、この例ではいずれ近いうちに他の街へ移ることが意味として含まれることになる。
[引用元は英語喫茶というサイトです。最近リンクで貼れなくなりました。]
この内容は基本的なものなので、理解しています。

次に下記のとおり期間を表す副詞句がついている場合ですが、これも上記と同様なので理解できます。
①I live in Hakodate for ** years.
②I’m living in Hakodate for ** years.
②の代わりに事例として多いのはI’ve/ I have been living in ~ for ...years.の完了形で、進行形と完了進行形の使い分けも知っています。
[知識の元は、同じく英語喫茶というサイトです。]

そこで質問です。
③、④は過去形ですから、どちらも有限期間です。どのような意味の違いがあるのでしょうか。
③I lived in Hakodate for ** years.
④I was living in Hakodate for ** years.

私の推論は以下のとおりです。
③は永住するつもりであったが、事情により転居せざるを得なくなった。
④は元々一時的に住むつもりであった。(例:会社員などが期間限定で出向し、住んでいた。)

宜しくお願い致します。

Re^1: 動詞の単純形と進行形の使い分け

2007-05-08 00:16
chaispeed さん、

単純現在形と現在進行形では、前置詞句 "for ..." で期間を表すことはできません。そのため、

> ①I live in Hakodate for ** years.
> ②I’m living in Hakodate for ** years.

は、不適切な用法としか言いようがないと思います。それらの場合は、それぞれ現在完了形と現在完了進行形を用います。そのことは、"Practical English Usage", by Michael Swan (ISBN: 0-19-442098-1) という参考書の 455.7 ("present perfect" の説明のところ) と 463.6 ("present tense: simplepresent" の説明ところ) と 464.8 ("present tense: progressive" の説明ところ) に載っています。


本当によい英語を身に付けるためには、可能な限り、ネイティブの著者が書いた参考書や辞典を用いるほうがよいと思います。また、可能な限り、ネイティブが実際に用いた文がある信頼できるソースからの例文を参考にするほうががよいと思います。


> ③、④は過去形ですから、どちらも有限期間です。どのような意味の違いが
> あるのでしょうか。
> ③I lived in Hakodate for ** years.
> ④I was living in Hakodate for ** years.

単純過去形と過去進行形では、前置詞句 "for ..." で期間を表すことができるために、そのような文は可能です。例えば:

[1] I lived in York for 17 years before returning home and saw the outer ring road being built there.
- 出典はイギリスのコーパス "The British National Corpus" ("BNC"), [Northern Echo]. u.p., n.d., Social material, pp.

[2] Tom and Faye's parents were living in London for a year, and most of Bill's family lived in Cairns, so there was to be no Russell or Hamilton family Christmas this year.
- 出典は "BNC", A private arrangement. Darcy, Lilian. Richmond, Surrey: Mills & Boon, 1993

(ただ、過去のある時点までに継続した期間をいうためには、過去進行形を使うことはできません。その場合は、過去完了進行形を用います。そのことは、"Practical English Usage" の 425.3 ("past perfect: progressive" の説明ところ) に載っています。)

"Practical English Usage" の 422.6 ("past: past progressive" の説明ところ) に、より短い/一時的である場合に過去進行形を用いて、より長い/より普遍的である場合に単純過去形を用いると説明されています。

"Cambridge Grammar of English", by Ronald Carter, Michael McCarthy, April 2006 (ISBN: 0-521-67439-5) という参考書の 349 ("The past progressive versus the past simple") には、しばしば、過去進行形は背景情報 (background) や重要性が二の次の情報、あるいは一時的な特質を示唆すること以外には、単純過去形と過去進行形での違いはほとんどないと説明されています。

また、"google" の "Book Search" で、出版された英語の本の中から検索すると、極端な例も見つかります。例えば:

[3] I lived in that house for two days.
- 出典は ("google" の "Book Search" の結果) "Detection by Gaslight", by Douglas G. Greene, Published 1997, Courier Dover Publications

上記の例文 [3] では、2日という期間暮らすのは一時的と思えます。それなのに、単純過去形が使われています。それは、そのことが重要な事実であると発言者が感じたためという可能性もあると思います。

[4] After Sidney was living in Brooklyn for over sixty-five years, he and Carol moved to East Brunswick, New Jersey.
- 出典は ("google" の "Book Search" の結果) "Bridging Generations", by Helen Horowitz, Published 2002, Xlibris Corporation

上記の例文 [4] では、一般的な人生の長さを考えると65年を超えることが一時的とはあまり言えないと思います。それなのに、過去進行形が使われているのは、多分、背景情報のための過去進行形と思います (より重要なのは "... moved to ..." のほうと考えられると思います)。(背景情報のための過去進行形については、質問 [1672] "when構文について" に対するレス [1676] で説明した通りです。)

特に単純過去形と過去進行形での意味上の大きな違いはなく、過去進行形のほうが一時的というニューアンスがあるか、あるいは背景情報/二の次の情報というニューアンスがあると考えて、その違いに特にこだわる必要はないと思います。

Re^2: 動詞の単純形と進行形の使い分け

2007-05-09 20:09
MKさん

ご回答大変よくわかりました。ありごとうございました。

>単純現在形と現在進行形では、前置詞句 "for ..." で期間を表すことはできません。
+MKさんに言われたからではないのですが、私も違和感は有りました。
ただ、たとえば “I live in New York for”で検索すると、米国限定で約150件あり、“I was living in New York for”の
約50件より多かったので、正しいだと思ってしまいました。
(native以外の英文も多く含まれている。さらにnativeでも文法を間違うと言うことを知人から教わりました。)

>ネイティブの著者が書いた参考書や辞典を用いるほうがよいと思います。
+当然と思いますが、日本語の文法書でも項目によってはややこしくて頭が痛くなるのに、英文だけの文法書を読みきるには相当時間がかかります。
英語の勉強に費やせる時間との勝負みたいですね。
ところで、MKさんは以下の書籍を参考にされていますが、3冊も見れないので、一冊のみと限定するならどれがお勧めでしょうか。私はAmerican English 優先して学習したいと思っていますので、①か②ということになりますでしょうか。
①A Comprehensive Grammar of the English Language.
②Practical English Usage.
③Cambrige Grammar of English.

Re^3: 動詞の単純形と進行形の使い分け

2007-05-11 00:25
chaispeed さん、

> >ネイティブの著者が書いた参考書や辞典を用いるほうがよいと思います。
> +当然と思いますが、日本語の文法書でも項目によってはややこしくて頭が痛く
> なるのに、英文だけの文法書を読みきるには相当時間がかかります。
> 英語の勉強に費やせる時間との勝負みたいですね。
> ところで、MKさんは以下の書籍を参考にされていますが、3冊も見れないので、
> 一冊のみと限定するならどれがお勧めでしょうか。私はAmerican English 優先
> して学習したいと思っていますので、①か②ということになりますでしょうか。
> ①A Comprehensive Grammar of the English Language.
> ②Practical English Usage.
> ③Cambrige Grammar of English.

"A Comprehensive Grammar of the English Language" ("CGEL") は、総合的な英文法書としてイギリス英語とアメリカ英語の両方を扱っていて ("acceptability and frequency" について、"Survey of English" (イギリス)、"Brown University corpus" (アメリカ)、"Lancaster-Oslo/Bergen corpus (イギリス) のコーパスを利用したとなっています)、出版元の "Longman Group Limited / Pearson Education Limited" も世界的な教育関係の出版社のようですが、イギリスが出版元となっていて、著者も元イギリス出身が多いようです (アメリカの大学で勤務されたこともあるそうです)。

また、"Practical English Usage" の出版元も "Oxford University Press" でイギリスで、その内容もイギリス英語が中心となっていますが、アメリカ英語についても触れています。著者の Michael Swan 先生は、現在、イギリスの大学の客員教授だそうです。"Practical English Usage" は文法/語法などについてアルファベット順に編集されていて、評判が高く、世界中で多く使われているようですが、私の感想は、index (索引) が後ろにあり、また関連項目の項番号の参照もときどきありますが、不十分と思え、ときどき捜したい情報にたどり着くのに苦労することもあります。慣れなければ (極端なことを言えば、アルファベット順の項目を1度は隅から隅まで読まなければ)、完全に使いこなすことが難しいと思います。600ページ強ですので、読むのに慣れている人なら隅から隅まで読むことは難しくはありませんが、かなり退屈します。しかし、この本の強みは、前の版から世界中の英語教育者にも多く使われてきて、意見や指摘などのフィードバックを多く寄せられて、それらの幾つかが最新版である "third edition" (2005 年) に取り入れられたために、その分信頼性が上がったところがあると聞きました。その意味では、隅から隅まで読む価値があると思います。

"Cambridge Grammar of English" は、イギリスの "Cambridge University Press" が出版元で、イギリス英語が中心の文法書ですが、コーパスを徹底研究していて、特に、会話文の文法や、文と文との繋ぎなども取り扱っています。また、"academic English" の文法についての章がありますが、極端にアカデミックな文というよりは、一般のビジネス用の英語とも共通するような内容と思いました。そして、付録に CD が付いていて PC にインストールすると PC でも読むことができますし、例文の音声も録音されていますのでそれを聞くこともできます。ただ、検索機能はあまり強力とは思えません。現在のイギリス英語について知りたい人には、よい本と思います。全部で1000ページ近くあります。隅から隅まで読むと退屈ですが、私の場合は PC にインストールしたものを読むほうが比較的楽でした。


私はアメリカに住んでいましたが、アメリカの大きな書店 ("Barnes & Noble" や "Borders" や "Walden Book" など) でも、インタネットの検索でも、アメリカ人の先生方による本格的に体系立てて書かれた英文法の本に出会ったことはありませんでした。とりあえず、多分アメリカの社会人が正しい英語を使うための対策用と思える簡単な文法書である "Grammar Smart" by the staff of The Princeton Review (ISBN: 0-679-74617-X), Villard Books / Random House, Inc. という本を買って読みました。約200ページ強の本で、実際の内容はほとんどなく、簡単な文法の説明と、よく人々 (ネイティブ) が間違える事柄が載っていました。比較的簡単な英語で書かれていました。私としては、その本で、英語の文法用語と英文法の説明を英語で読むことに比較的簡単に慣れることができたことが、大きかったと思います。

その他、本格的な文法者は、元イギリス出身の先生であった Sidney Greenbaum 先生 ("CGEL" の著者の1人でもありました) が書かれた "Oxford English Grammar" (ISBN: 0-19-861250-8), Oxford University Press という文法書を使っていました。その本も、コーパスと新聞記事やその他の例文からの研究結果を基にしているそうです。

アメリカの先生方による文法書は、どこに出しても恥ずかしくない文章を書くことを中心としていて、内容も、文法の体系的なことは簡単に済ませて、具体的にどのような使い方が間違いかの説明が多く載っているものが圧倒的に多いと思いました。そして、そのような本は、特にコーパスなどで研究しているようなところはなく、著者の知識/経験で書かれているように思いました。結局、ネイティブが自分の言葉の文法をわざわざ見直す目的は、どこに出しても恥ずかしくない文章が書くことになってしまうと思えますし、そのために長い時間かけてわざわざ体系的に文法の勉強をするよりも、具体的に間違った使い方を指摘するほうが簡単と思えますので、そのような傾向は当然とは思えます。

アメリカ人の先生方によるアメリカ英語を本格的に体系立てて書かれた文法書などは捜せばあるかも知れませんが、私にはよくわかりません。それよりも、イギリス出身の先生方が、イギリス英語とアメリカ英語の両方を研究されて、体系的に書かれた文法書などのほうが、世界的に有名になっているものが多いようです。


何を目的に文法書などを使うかにもよると思いますが、もし、イギリス英語/アメリカ英語に特にこだわることなく、比較的時間をかけて、日常的に使うために望ましい英語を学ぶことが目的なら "A Communicative Grammar of English", by by Geoffrey Leech, Jan Svartvik (ISBN: 0-582-50633-6), Longman / Pearson Education Limited はよい本の1つと思います。その2人の著者は "CGEL" の著者でもあります。前半は、シチュエーションに応じたコミュニケーションのために適切な文が何であるかが中心で、ストレスやイントネーションなどの関係の説明もあります。後半は、アルファベット順に英文法についての比較的簡単なまとめがあり、さらに詳しくは "CGEL" の関連する章を参照しています。そして、現在の最新版の "Third Edition" (2002 年) は、コーパスを元に例文を載せているということです。

また、イギリス英語に限っては、簡単な英語で重要項目を簡潔に説明しているものでしたら、"How English Works", by Michael Swan, Catherine Walter もよい本の1つと思います。1つの項目が1、2ページで、絵が多く、練習問題も多くあるため、英語で書かれた英語の参考書に慣れていない人でも、簡単に使って、慣れることができると思います。また、使われている例文について、"The British National Corpus" ("BNC") を用いて、現在英語の規則に基いていることを確かめているそうです。


どの本を選ぶにしても、もし、近くに洋書を扱っている書店で、英語で書かれた英文法などの本があれば、ご自分の目で確かめられたほうがよいと思います。

何れにしても、英語を読むのに慣れていなければ、英語で書かれた英文法などの本を読むのはかなり苦労すると思います。そのため、最初は、簡単な本から始めたほうがよいかもしれません。

英語を書く機会があれば、英語の英文法の本を読み、そこで得た知識を作文に使えば、より効果的と思います。

そして、英語に慣れるのには、何も最初から、英語で書かれた英文法などの本を読むことはないと思います。ご自分が興味がある内容について英語で書かれた本や、ストーリー性などがあるため、続けて読みたくなるような本などをたくさん読むか、英語の新聞や雑誌などの記事を読むほうが、大抵の人にはよいと思います。

しかし、英語で書かれた英文法などの本を読むこと自体、当然英語を読む練習にもなり、しかも、そのような先生方が書かれた文なので、文法/語法的に問題があることはほとんどないと思いますので、ある面ではよい英語に触れることにはなると思います。日本語で英文法などの説明を読んでも、ほとんどの時間が日本語の説明文に慣れることに費やされ、英語に触れるのは例文だけとなってしまうこととは対照的と思います。そのため、ある程度英語を読むのに慣れた人は、英語で書かれた英文法などの本を読むほうが、英語に触れる機会がより多くなり、英語の学習という点では、その分効果が増すと思います。

あるライティングの本である "Writing Smart", by Marcia Lerner (ISBN: 0-679-75360-5) (上記の "Grammar Smart" と同じシリーズ) の最後の章にも、ライティングを上達するためには、日ごろから書くこと以外に、できるだけ多く読むことであり、よい文に慣れればその分、自分の文章で実践することが容易になるようなことが書かれているくらいで、よい英語を読むということは、よい英語を書くためにも重要であると思います。

Re^4: 動詞の単純形と進行形の使い分け

2007-05-13 16:14
MKさん

いろいろなアドバイスありがとうございました。
御意見を参考に勉強の仕方を考えて行きたいと思います。

[追加質問ですがよろしくお願い致します。]
>単純現在形と現在進行形では、前置詞句 "for ..." で期間を表すことはできません。
+たとえば、会社などで長期不在中に、メールをくれた人に対する不在通知の返信メール
「私は5月12日から20日まで不在にしています。」の英訳は下記で正しいでしょうか。
(不在通知なので、相手が見るのは5月12日から20日です。)
①I’m away from my office from May 12th through 20th.
②I’m away from my office between May 12th and 20th.
I will reply to you on May 21th..
以前はI’m away from my office for 9 days starting May 12th. で正しい英文だと思っていました。

Re^5: 動詞の単純形と進行形の使い分け

2007-05-15 23:28
chaispeed さん、

> [追加質問ですがよろしくお願い致します。]
> >単純現在形と現在進行形では、前置詞句 "for ..." で期間を表すことは
> できません。
> +たとえば、会社などで長期不在中に、メールをくれた人に対する不在通知の
> 返信メール
> 「私は5月12日から20日まで不在にしています。」の英訳は下記で正しい
> でしょうか。
> (不在通知なので、相手が見るのは5月12日から20日です。)
> ①I’m away from my office from May 12th through 20th.
> ②I’m away from my office between May 12th and 20th.
> I will reply to you on May 21th..
> 以前はI’m away from my office for 9 days starting May 12th. で正
> しい英文だと思っていました。

[1817] のレスでは、現在進行/継続中の期間、または現在ある習慣などをも持った期間などのケースだけしか想定しないで、簡単に書きました。

単純現在形/現在進行形で未来のこと (これからのこと) の期間を言うためには、前置詞 "for" で期間を表すことは可能です。例えば:

[1] To test the water, John McElroy, an American official, is visiting Europe for two weeks from 14 April.
- 出典はイギリスのコーパス "The British National Corpus" ("BNC"), New Scientist. London: IPC Magazines Ltd, 1991

[2] If you are going abroad for three months or more, tell your local social security office well in advance.
- 出典は "BNC", What every woman should know about retirement. Franks, Helen (ed). Age Concern England, 1987

[3] As announced last week, I am away on holiday for the next two weeks (you will notice that the weather has started to deteriorate …!).
- 出典は "BNC", [Church magazines and leaflets]. u.p., n.d.

(上記の例文 [1] では、"from 14 April" から未来のことであるとわかると思います。例文 [2] では、文脈から (主節が命令で、その従属節であるため) 未来のことであることがわかると思います。例文 [3] では、前置詞 "for" の後に "the next" が入ることによって未来のことであることがわかると思います。)

また、残りの期間を言うために、単純現在形/現在進行形で前置詞 "for" を使うことも可能です。例えば:

[4] The competition runs for another two weeks, so time is running out if you have a house or flat to sell and want to enter.
- 出典は "BNC", [Independent, electronic edition of 19891007]. London: Newspaper Publishing plc, 1989

[5] The group are staying for another 24 hours, during which they're hoping whatever did go bump in the night will make a return appearance.
- 出典は "BNC", [Central television news scripts]. Abingdon: Central TV, 1993

(未来のことの期間を言うために、助動詞/準助動詞 ("will" や "be going to" など) を用いて、前置詞 "for" を使う例もあります。)

その他、現在の習慣などの表現で、ある期間進行/継続する動作などが習慣などとなっている場合には、その1回の動作などの期間を言うためには、単純現在形を用いて、前置詞 "for" で期間を表すこともあります。例えば:

[6] She works out in the gym for two hours every day.
- 出典は "BNC", Today. London: News Group Newspapers Ltd, 1992

[7] The white carpet of snow covers the landscape for 120 days every year around Helsinki and 210 days in the north.
- 出典は ("google" の "Book Search" の結果) "A Geography of Europe", by Gottmann, Jean, Published 1962, Holt, Rinehart and Winston

そして、一般論などで、あることがある期間継続するなどの場合にも、その期間を言うためには、単純現在形を用いて、前置詞 "for" で期間を表すこともあります。例えば:

[8] The recuperation time for the mother and baby usually lasts for 40 days after birth.
- 出典は ("google" の "Book Search" の結果) "Refugee and Immigrant Health: A Handbook for Health Professionals", by Charles Kemp, Published 2004, Cambridge University Press

Re^6: 動詞の単純形と進行形の使い分け

2007-05-16 19:06
MKさん

私の文章がまずかったため、質問の意味がMKさんに伝わらなかったみたいです。
「私は5月12日から20日まで不在にしています。」は未来表現ではなく、現在のことを述べているつもりです。
確かに5月18日にこの不在通知メールを返信で見た人は19、20日は未来のことになるのですが。
しかし、今回の文章は、一時的に休業している店でシャッターなどに貼られている文章
「当店は都合により〇〇日~△△日まで休業致しております。後迷惑お掛けしますがご了承願います。」
と同じです。
そういう前提ですと、[1831]の①②の英文(以下に再記載)は正しいでしょうか。
①I’m away from my office from May 12th through 20th.
②I’m away from my office between May 12th and 20th.

また、
>(未来のことの期間を言うために、助動詞/準助動詞 ("will" や "be going to" など) を用いて、前置詞 "for" を使う例もあります。)
+そうしますと、下記英文は正しいですよね。
・I will see him for an hour tomorrow.
・I’m seeing him for an hour tomorrow.

Re^7: 動詞の単純形と進行形の使い分け

2007-05-17 00:26
chaispeed さん、

> 「私は5月12日から20日まで不在にしています。」は未来表現ではなく、現在の
> ことを述べているつもりです。
> 確かに5月18日にこの不在通知メールを返信で見た人は19、20日は未来のこ
> とになるのですが。
> しかし、今回の文章は、一時的に休業している店でシャッターなどに貼られている文章
> 「当店は都合により〇〇日~△△日まで休業致しております。後迷惑お掛けしま
> すがご了承願います。」
> と同じです。
> そういう前提ですと、[1831]の①②の英文(以下に再記載)は正しいでしょうか。
> ①I’m away from my office from May 12th through 20th.
> ②I’m away from my office between May 12th and 20th.

そのような通知を見るときによって、現在と未来 (場合によっては過去) がありえる前提の場合に、単純現在形で期間を表現するために "from ... to ..." を使う例はよくあるようですので、可能と思います。例えば、アメリカのある大学のウェブページの通知にも以下のような文がありました:

[1] NOTICE: MIT is closed from December 25, 2003 to January 5, 2004 (first day of IAP).
- 出典は Massachusetts Institute of Technology, IAP

そのような場合に、特にアメリカ英語では "to" の代わりに "through" を使うことがありますので、"from ... through ..." も可能と思います。

しかし、"between ... and ..." は、両端が入るか入らないか曖昧になると思いますので、両端が日の場合はあまり使わないと思います。ただ、両端が時間の場合はよく使うようです (一瞬のことが入るか入らないかは日常的には問題にならないと思います)。一種の習慣などの表現の例となりますが、例えば:

[2] The Garden's Library is open to the general public as a reference library (no borrowing facilities are available) from Monday to Friday, between 9 am and 5 pm (4.30 pm on Fridays).
- 出典はイギリスのコーパス "The British National Corpus" ("BNC"), [Miscellaneous unpublished]. u.p., n.d., pp.

例文 [2] のように、時間については "between ... and ..." を使っているのに、日については "from ... to ..." を使っている例があるくらいで、日についてはあまり "between ... and ..." を使わないと思います (統計的に調べたわけではありませんので、正確なことはわかりませんが)。

> >(未来のことの期間を言うために、助動詞/準助動詞 ("will" や "be going to"
> など) を用いて、前置詞 "for" を使う例もあります。)
> +そうしますと、下記英文は正しいですよね。
>・I will see him for an hour tomorrow.
>・I’m seeing him for an hour tomorrow.

そのような例文は可能と思います。人に会うなどの表現で "for" で時間を表せるかどうかについては、助動詞が "can" を用いた例となりますが、"Oxford Advanced Learner's Dictionary" の "see" のところに、以下のような例文がありました:

[3] I can only see you for five minutes.

また、"google" の "Book Search" で、出版された英語の本の中から検索すると、以下のような文も見つかりました:

[4] I'll see Sophie for a couple of hours, and then we could share a few beers before dawn and you can tell me all about this Sarah chic.
- 出典は ("google" の "Book Search" の結果) "Quest of the Vampire: Volume 1", by Paula Meek, Published 2006, paula meek

Re^8: 動詞の単純形と進行形の使い分け

2007-05-18 19:56
MKさん
すっきりしました。ありがとうございました。

ただ、本題からずれたことになるのですが、以下の件で二つ目の追加質問があります。

>"between ... and ..." は、両端が入るか入らないか曖昧になると思いますので、両端が日の場合はあまり使わないと思います。ただ、両端が時間の場合はよく使うようです
+betweenを辞書で調べると、以下のとおり二つの辞書の記載内容が相違していて、やはり含むのか含まないのかよくわからないですね。
その中で特に注目したのは③で、「両端の日を含むと解される」と言い切っています。
(②で含まないといいながら)
どう思われますでしょうか。
①the numbers between 20 and 29などの表現は, ふつう両端の数を含み「20から29までの数」と解される.
[引用元:プログレッシブ英和中辞典の語法(2)]
②the numbers between 2 and 9(=the numbers from 3 through 8)
2から9までの間の数(※3から8までを言い, 2と9は含まれない)
③Between Jan. 1 and March 31, there were 258 car accidents in this city.
1月1日から3月31日の間にこの市で258件の自動車事故があった。(普通, 両端の日を含むと解される).
[引用元:新グローバル英和辞典の2項]

>[4] I'll see Sophie for a couple of hours, and then we could share a few beers before dawn
+willの未来表現の後 and then 以降 could が使われているのはなぜでしょうか。

Re^9: 動詞の単純形と進行形の使い分け

2007-05-19 23:31
chaispeed さん、

> >"between ... and ..." は、両端が入るか入らないか曖昧になると思いますので、
> 両端が日の場合はあまり使わないと思います。ただ、両端が時間の場合はよく
> 使うようです
> +betweenを辞書で調べると、以下のとおり二つの辞書の記載内容が相違していて、
> やはり含むのか含まないのかよくわからないですね。
> その中で特に注目したのは③で、「両端の日を含むと解される」と言い切って
> います。
> (②で含まないといいながら)
> どう思われますでしょうか。
> ①the numbers between 20 and 29などの表現は, ふつう両端の数を含み「20から
> 29までの数」と解される.
> [引用元:プログレッシブ英和中辞典の語法(2)]
> ②the numbers between 2 and 9(=the numbers from 3 through 8)
> 2から9までの間の数(※3から8までを言い, 2と9は含まれない)
> ③Between Jan. 1 and March 31, there were 258 car accidents in this city.
> 1月1日から3月31日の間にこの市で258件の自動車事故があった。(普通,
> 両端の日を含むと解される).
> [引用元:新グローバル英和辞典の2項]

一般論として、実際に使われる言葉は、極端なことを言えば、話し手/書き手の頭の中にあるものを、聞き手/読み手の頭の中にも作り出すための手段の1つと見ることができると思いますが、話し手/書き手が既に知っていること/常識/視覚などの五感からなどの他の方法で知る情報 (言外情報) があれば、聞き手/読み手の表現方法が曖昧であったり、不十分であっても、十分に伝わることはよくあることと思います。

また、一般論として、曖昧さを排除する表現は時と場合によっては、堅苦しい、ビジネス的あるいは学問的な表現になることもあり、肩がこるような話になることもあると思います。そのため、親しい間での日常的な会話などでは、十分伝わることを前提に、わざと曖昧さがあるような表現を使うことも、時と場合によってはありえると思います。人間が使う言語には、そのような面もあると思います。

"between ... and ... " についても、一般的に、それ自体ではその両端が含むか含まないか曖昧であっても、常識などで両端が含むと解釈することが可能になる場合もありえると思います。そのために、例えば、"③Between Jan. 1 and March 31, there were 258 car accidents in this city." は、両端が含むと解釈することになると思います ( "Jan. 2" から "March 30" までなどという中途半端な話をすることはないと常識的に考えることになると思います)。

それらの辞典のその他の例文については、私にはわかりませんし、興味もありません。文脈や何らかの言外情報などがあれば、そのような解釈も可能になることもありえる思いますが、一般論として言えるかどうか疑問と思います。

イギリスのコーパス "The British National Corpus" ("BNC"), で、"number between ... and ... " のパターンを調べると13例だけで、その内、"1" から始るものが5例ありました。その中の1つの例を挙げますと:

[1] It may also be noted that if this method is employed then the first number chosen should be by random means rather than just 'saying a number between 1 and 10' since it is well known that choices between these limits do not come out anything like randomly -- the number 7 being particularly popular.

上記 [1] の例文については、常識的には "between 1 and 10" について、両端を含んで "from 1 to 10" となると解釈することになり、"from 2 to 9" とは解釈しないはずと思います (日常的には多くの人々が10進数を使っているので、10個の中から選ぶほうが自然と思いますし、そして "1" から始るほうが自然と思います)。


> >[4] I'll see Sophie for a couple of hours, and then we could share a few beers before dawn
> +willの未来表現の後 and then 以降 could が使われているのはなぜでしょうか。

それについては、大抵の参考書や辞典に載っていると思います。"could [原形不定詞 (動詞の原形)]" は、現在/未来のことを表現するために使われることのほうが、過去のことを表現するために使われることよりも圧倒的に多いと思います (統計的に調べたわけではありませんので、正確なことはわかりませんが)。

改めて、レス [1838] の例文 [4] を挙げます:

I'll see Sophie for a couple of hours, and then we could share a few beers before dawn and you can tell me all about this Sarah chic.

多分、この文だけからでも、この文の聞き手は "this Sarah chic" の話を話し手に聞いてほしいようなことが想像できると思います。"you can tell me all about this Sarah chic" では "can" が使われていることからも、そのように想像でき、この文の話し手から見ると、聞き手の意思は既知のことで、わざわざ表現を和らげた提案などにする必要がないと考えられると思います。

それに対して、"we could share a few beers before dawn" では、 "could" にすることによって、一種の表現を和らげた提案をしているものと思います (仮定法過去の一種で、「もし、あなたも望むならば」などが暗示されていると考えることもできると思います)。

Re^10: 動詞の単純形と進行形の使い分け

2007-05-20 17:25
MKさん

今回も大変お世話になり、ありがとうございました。

最後に
I'm away from my office from May 12th through 20th.
は文法的に正しくて、
I'm away from my office for 9 days starting May 12th.
は誤りである。というのは理屈ではなく、ルールとして覚えるしかないということですよね。

Re^11: 動詞の単純形と進行形の使い分け

2007-05-20 23:11
chaispeed さん、

> I'm away from my office from May 12th through 20th.
> は文法的に正しくて、
> I'm away from my office for 9 days starting May 12th.
> は誤りである。というのは理屈ではなく、ルールとして覚えるしかないということ
> ですよね。

"I'm away from my office for 9 days starting May 12th." は、上のレス [1834] で述べました通り、単純現在形で未来のことを言うためには可能ですので、その文自体が文法的に誤りということではありません。しかし、現在進行/継続中のことを言うために "for" で期間を表すことは、一般的には妥当ではないと思います。

Re^12: 動詞の単純形と進行形の使い分け

2007-05-21 20:20
MKさん

よくわかりました。ありがとうございました。
尚、現在形による未来表現については、以前から疑問点があり別項目として質問したいと思っていますので、宜しくお願い申し上げます。