| ①~③はto不定詞の形容詞用法の時制を、関係代名詞を使った表現に書き変えて示めされている文例です。
①He is not someone to give up so easily.=He is not someone who gives up so easily. 彼はそんなに早くあきらめるような男ではない。 [引用元:質問者が持っている文法書その1] ②He is the last person to tell a lie.=He is the last peson who will tell a lie. 彼はうそをつくような人ではない。 [引用元:英語サイト] ③I have no friend to advise me.=I have no friend who will advise me. 私は助言してくれる友人がひとりもいない。 [引用元:質問者が持っている文法書その2] ④England is the first country to develop railways. イギリスは最初に鉄道を開発した国だ。(the first, the secondに続く不定詞が過去の意味をもつことがある。) [引用元:Yahoo辞書] ⑤-1.She is the first woman to become a Beefeater. 彼女はロンドン塔の守衛になった最初の女性です。 ⑤-2.She is the first woman to go to the moon. 彼女は月に行った最初の女性です。 [引用元:NHK英語番組のテキスト] そこで質問です。 1.①と②は同じ種類の文であるように思えますが、①は現在単純形、②はwillの表現と違っています。 どちらも正しいのでしょうか。それともどちらか違っているのでしょうか。 また③はどうでしょうか。 2.④のto develop はto have developed の時制の simplification と思われるのですが、どうでしょうか。 (⑤-1、⑤-2も同様) 3.④、⑤-1、⑤-2を、関係代名詞を使った表現に書き変えてみました。正しいでしょうか。 ④’ England is the first country that developed railways. ⑤’-1.She is the first woman who became a Beefeater. ⑤’-2.She is the first woman who has been to the moon. 4.質問[4703]に対するレス[4706]で下記文の提示を受けました。 The nominal to-infinitive clause often indicates that the proposition it expresses is viewed as a possibility or a proposal rather than something already fulfilled. それで、たとえば⑤-2で、「彼女は(これから)月に行く最初の女性です。」という解釈はできないのでしょうか。 (Yahoo辞書では不定詞が過去の意味をもつことがある。と書いてあるだけで必ずそうなるとは書いていない。) また、その解釈ができない場合は「彼女は(これから)月に行く最初の女性です。」の英訳はどのようになるのでしょうか。 [質問者が考えた英文] A案:不定詞を使っては表せないと考え、右記とする。She is the first woman who will have been to the moon. (BNCでは “the first/second man/woman who will” の文例なし。) B案:She will be the first woman to go to the moon. (BNCでは ”will be the first/second man/woman to” の文例は下記1件あり。) American Ann Marden (80), silver medallist in the Seoul Olympics and winner of the women's division for the past four seasons, will be the first woman to start, the next highest woman being British international Alison Gill (363) |
Re^1: to不定詞 形容詞用法の時制
2008-01-07 10:01④England is the first country to develop railways.
⑤-1.She is the first woman to become a Beefeater.
どちらも「歴史的現在」というやつですよ。
>「彼女は(これから)月に行く最初の女性です。」の英訳はどのようになるのでしょうか。
She is to be the first woman to go to the moon.
今まで学習してきたことがみについてないようですね。
現在形から復習してくださいね。
節分を楽しみにしているお節介なあられちゃんでした。
Re^2: to不定詞 形容詞用法の時制
2008-01-08 00:07以前にも何回も述べましたが、信頼できるソースからの例文だけを検討の対象にするほうがよいと思います。それでなければ、時間の無駄ですし、英語に対する感覚に悪影響を与える危険性があると思います。
英語の初学者用に英語圏の信頼できる出版社から出版され、簡単な英語での説明が載っていて、世界中で販売されている参考書などで勉強するほうが、自然な英語を学ぶための近道と思います。
不定詞は、"non-finite" の1つで (その他、分詞が属します)、それ自体は動作主や時制/相の情報を持っていません。完了不定詞 ("to have [ed-分詞]") については、主動詞などに対する相対的な時間関係や完了などを示すことはあっても、それ自体が独立して時間を示すことはできないと思います。"non-finite" が名詞を修飾する場合も、その動作主や時制/相は、背景情報や常識など、文脈から判断することになります。そのため、"non-finite" を "finite" (関係代名詞などからなる節も属します) に書き換えると、一般論しては、文意が自然である限り、動詞の時制などでは、現在形、過去形、"will" などの時を表す法助動詞、その他の法助動詞、相などでは、単純形、進行形、完了形、完了進行形、全てありえることになると思います。
質問 [4703] に対するレス [4706] でも述べたように、to-不定詞は、提案や可能性を表現することが多くあります (しかし、絶対的な規則ではありません。)
特に、"first", "second", "third", etc, "next", "last", "only" や形容詞の最上級とセットで使用される to-不定詞では、限定修飾する役割をすることがあり、その場合は限定修飾された語句が to-不定詞の動作主となります。そのことは、Practical English Usage", by Michael Swan (ISBN: 0-19-442098-1) という参考書の 284.3 に載っています。そして、そのような例では、to-不定詞が過去に実際に起きたことを意味することもあります。過去に実際に起きたこと以外を意味する場合もあり、それについては文脈などから解釈されると思います。
また、主動詞などから見て、それより以前であることを明確化するために、完了不定詞を用いる場合もあります (構文や文脈などから明らかな場合は、完了不定詞を用いない場合もあり、その場合は、完了不定詞を用いた場合と意味は同じになります。)
> 1.①と②は同じ種類の文であるように思えますが、①は現在単純形、②は
> willの表現と違っています。
> どちらも正しいのでしょうか。それともどちらか違っているのでしょうか。
> また③はどうでしょうか。
上述したように、①と③は、どちらも、関係代名詞からなる節に書き換えた場合、文脈などから、単純現在形を用いる場合と、法助動詞 "will" などを用いる場合のどちらも考えられると思います。
②については、間違いとまでは言えないにしても、その日本語の意味に対応する英文としては、その to-不定詞を用いた文と関係代名詞を用いた文のどちらも (特に、その関係代名詞を用いた文は)、一般的には使われないと思います。そのような文を載せているサイトは、無視するほうがよいと思います。to-不定詞を用いた文では "He would be the last person to tell ..."、関係代名詞を用いた文では "He is the last person who would ..." などが、一般的と思います。
> 2.④のto develop はto have developed の時制の simplification と思わ
> れるのですが、どうでしょうか。
> (⑤-1、⑤-2も同様)
その文では、上述したように、文脈などから判断して、完了不定詞を用いる場合でも、用いない場合でも、意味は同じになると思います。
実際に、完了不定詞を用いた例が、イギリスのコーパス "The British National Corpus" ("BNC") にありました:
[1] He was frequently referred to on radio and television, and in the papers, as the first person to have been given an artificial heart.
- 出典は "BNC", New Scientist. London: IPC Magazines Ltd, 1991
[2] Bayern Munich are the first team to have qualified for the European Club Cup final after overcoming remarkably tough resistance from Hapoel Tel Aviv.
- 出典は "BNC", [Daily Telegraph, electronic edition of 19920410]. London: The Daily Telegraph plc, 1992
> 3.④、⑤-1、⑤-2を、関係代名詞を使った表現に書き変えてみました。正
> しいでしょうか。
> ④’ England is the first country that developed railways.
> ⑤’-1.She is the first woman who became a Beefeater.
> ⑤’-2.She is the first woman who has been to the moon.
その書き換えで、特に問題はないと思います。
> 4.質問[4703]に対するレス[4706]で下記文の提示を受けました。
> The nominal to-infinitive clause often indicates that the
> proposition it expresses is viewed as
> a possibility or a proposal rather than something already fulfilled.
> それで、たとえば⑤-2で、「彼女は(これから)月に行く最初の女性で
> す。」という解釈はできないのでしょうか。
> (Yahoo辞書では不定詞が過去の意味をもつことがある。と書いてあるだけ
> で必ずそうなるとは書いていない。)
> また、その解釈ができない場合は「彼女は(これから)月に行く最初の女性
> です。」の英訳はどのようになるのでしょうか。
上述したように、⑤-2 は、「彼女は (これから) 月に行く最初の女性です。」のような解釈は、文脈などによっては可能とは思います。しかし、"She is the first ..." のように、主動詞が単純現在形で、未来のことを表現している例文は、私は知りません。何れにしても、"She will be the first ..." などと、主動詞で、未来を表す法助動詞 "will" などを用いると、未来であることが明確になると思います。
主動詞に法助動詞 "will" を用いた例として、アメリカのアニメーション映画の台詞では、以下のような例文がありました:
[3] Powhatan: At sunrise he will be the first to die.
- 出典は "Pocahontas", Walt Disney Pictures, released 1995
上記の例文 [3] では、"the first" が to-不定詞で修飾されていて、その間に名詞がない例となっています。
また、主動詞が単純現在形で、関係代名詞を用いた節で法助動詞 "will" を用いた例は、出版された本の中から "Google" の "Book Search" で捜すと、例えば以下のような例文がありました:
[4] Mr. Moody is the first witness who will testify.
- 出典は ("Google" の "Book Search" の結果) "Public Works Appropriations for 1957", by United States, Congress, Committee on Appropriations, House, Published 1956, U.S. Govt. Print. Off
[5] Ruth is the first person who will get an insurance card through the state's new Commonwealth Program.
- 出典は ("Google" の "Book Search" の結果) "The Public Papers of Governor Brereton C. Jones", by Brereton Jones, Published 2001, University Press of Kentucky
[6] He is the first officer who will have held the position for that length of time.
- 出典は ("Google" の "Book Search" の結果) "Annual Report of the Pennsylvania Bar Association", by Pennsylvania Bar Association, Published 1968, The Association
特に、上記の例文 [6] では、関係代名詞を用いた節で、未来完了 ("will have [ed-分詞]") が用いられています。
("first", etc, "only" や形容詞の最上級とセットで使用される関係代名詞では、"that" が用いられることが一般的ですが、先行詞が人の場合は、関係代名詞 "who" が用いられる例も多くあるようです。)
Re^3: to不定詞 形容詞用法の時制
2008-01-08 19:10よくわかりましたが、もう少しだけお願いします。
>"non-finite" を "finite" (関係代名詞などからなる節も属します) に書き換えると、一般論しては、文意が自然である限り、動詞の時制などでは、現在形、過去形、"will" などの時を表す法助動詞、その他の法助動詞、相などでは、単純形、進行形、完了形、完了進行形、全てありえることになると思います。
+そうしますと ①He is not someone to give up so easily.=He is not someone who gives up so easily.
はwho will give up so easily.でも意味的に成立すると思いますが、私の理解は正しいでしょうか。
>特に、"first", "second", "third", etc, "next", "last", "only" や形容詞の最上級とセットで使用される to-不定詞では、限定修飾する役割をすることがあり、その場合は限定修飾された語句が to-不定詞の動作主となります
+①は限定修飾と言わないのでしょうか。
①He is not someone to give up so easily.=He is not someone who gives up so easily.
>②については、間違いとまでは言えないにしても、その日本語の意味に対応する英文としては、その to-不定詞を用いた文と関係代名詞を用いた文のどちらも (特に、その関係代名詞を用いた文は)、一般的には使われないと思います。そのような文を載せているサイトは、無視するほうがよいと思います。to-不定詞を用いた文では "He would be the last person to tell ..."、関係代名詞を用いた文では "He is the last person who would ..." などが、一般的と思います。
+ would構文⑥も知っていましたが、下記⑦、⑧のis 構文がそれぞれ別の文法書で記載されていたので、
英語サイトの文も正しいと判断したのですが、どうでしょうか。(関係詞の後のwillは違っているのかもしれませんが。)
⑥He would be the last person to betray others.=He would be the last person who would betray others.
[引用元:Yahoo辞書]
⑦Sally is the last student to make such a mistake.
[引用元:質問者が持っている文法書その1]
⑧He is the last person to do such a thing.
[引用元:質問者が持っている文法書その3]
>主動詞が単純現在形で、関係代名詞を用いた節で法助動詞 "will" を用いた例は、出版された本の中から"Google" の "Book Search" で捜すと、例えば以下のような例文がありました:
[6] He is the first officer who will have held the position for that length of time.
+それなら、A案:She is the first woman who will have been to the moon. も正しい英文と言えそうですよね。
(1月9日追記:will+完了形は下の方が仰っているように「過去の事柄の推量を表す用法」があるため、A案は悪文ということがわかりました。)
>("first", etc, "only" や形容詞の最上級とセットで使用される関係代名詞では、"that" が用いられることが一般的ですが、先行詞が人の場合は、関係代名詞 "who" が用いられる例も多くあるようです。)
+(参考)私の持っている文法書では"who"を用いる方が多いと記載されています。
Re^4: to不定詞 形容詞用法の時制
2008-01-09 09:47>それなら、A案:She is the first woman who will have been to the moon. も正しい英文と言えそうですよね。
その前に、次の英文が解りますか。
The woman will have been to the moon 25 years ago.
もしお分かりにならないようでしたら「modal」も復習してくださいね。
Re^5: to不定詞 形容詞用法の時制
2008-01-09 19:20>特に、"first", "second", "third", etc, "next", "last", "only" や形容詞の最上級とセットで使用される to-不定詞では、限定修飾する役割をすることがあり、その場合は限定修飾された語句が to-不定詞の動作主となります。
この文の主語は何ですか。「to-不定詞」だとするとおかしなことになると思います。
だって、「to不定詞の形容詞用法」は、なにをかくそう「限定修飾する役割」を担うものですからね。
腑に落ちないのでレスしました。
Re^6: to不定詞 形容詞用法の時制
2008-01-09 20:55石井隆之、宮野智靖著『とことんマスター!英文法』には
lastは否定のニューアンスを持つことがある。
Q:He is the last person to tell a lie. とHe is the last person who would tell a lie.は全く同じ意味になるでしょうか。
これらは全く同じ意味とは言い切れません。「彼はうそをつくような人ではない」を、不定詞を用いて表現するには、He would be the last person to tell a lie.のようにwouldを用いるのが正式です。これは、He is the last person who would tell a lie.と同意になります。しかし、口語では、He is the last person to tell a lie.のようにwouldを使わない文でも「うそをつくような人ではない」という意味を表します。なお、この文は、文字どおり「彼はうそをつく予定の最後の人だ」(ドラマか何かで何人かうそをつくことになっており、その最後の人物である)という意味にも解釈できます。
とありました。
小学館の『プログレッシブ英和』には
He would be the last person to betray others [=who would betray others].
とても人を裏切るような人物でない(wouldをwillとするのは不可)
とありました。
以上、参考まで。
Re^7: to不定詞 形容詞用法の時制
2008-01-10 00:17ご指摘ありがとうございます。
chaispeed さん、本スレッドを読まれた皆様、
レス [4797] で、私が書いた文:
特に、"first", "second", "third", etc, "next", "last", "only" や形容
詞の最上級とセットで使用される to-不定詞では、限定修飾する役割をする
ことがあり、その場合は限定修飾された語句が to-不定詞の動作主となります。
は、全くの書き間違いで、意味を成しませんでした。混乱させてしまい、済みません。
以下のように全面的に訂正します:
特に、"first", "second", "third", etc, "next", "last", "only" や形容詞の最上級とセットで、to-不定詞が用いられる名詞句 (ここで名詞句とは、名詞が、または "the first" などが単独で、主要語 ("head word") となる句) では、その主要語が to-不定詞の動作主となります。その to-不定詞の意味は、主要語を限定修飾する関係代名詞節の意味に類似します (ただ、持っている情報について差があると考えられます (時制や法について))。
> >"non-finite" を "finite" (関係代名詞などからなる節も属します) に書き
> 換えると、一般論しては、文意が自然である限り、動詞の時制などでは、現在
> 形、過去形、"will" などの時を表す法助動詞、その他の法助動詞、相などで
> は、単純形、進行形、完了形、完了進行形、全てありえることになると思いま
> す。
> +そうしますと ①He is not someone to give up so easily.=He is not
> someone who gives up so easily.
> はwho will give up so easily.でも意味的に成立すると思いますが、私の理
> 解は正しいでしょうか。
その通りと思います。
> >特に、"first", "second", "third", etc, "next", "last", "only" や形容
> 詞の最上級とセットで使用される to-不定詞では、限定修飾する役割をするこ
> とがあり、その場合は限定修飾された語句が to-不定詞の動作主となります
> +①は限定修飾と言わないのでしょうか。
> ①He is not someone to give up so easily.=He is not someone who gives
> up so easily.
その to-不定詞も限定修飾です。to-不定詞が、非制限用法で、名詞などにかかることがあるかどうか、私も知りません。(形容詞は、非制限用法で、名詞などにかかることはあります。)
> >②については、間違いとまでは言えないにしても、その日本語の意味に対応
> する英文としては、その to-不定詞を用いた文と関係代名詞を用いた文のどち
> らも (特に、その関係代名詞を用いた文は)、一般的には使われないと思いま
> す。そのような文を載せているサイトは、無視するほうがよいと思います。
> to-不定詞を用いた文では "He would be the last person to tell ..."、関
> 係代名詞を用いた文では "He is the last person who would ..." などが、
> 一般的と思います。
> + would構文⑥も知っていましたが、下記⑦、⑧のis 構文がそれぞれ別の文
> 法書で記載されていたので、
> 英語サイトの文も正しいと判断したのですが、どうでしょうか。(関係詞の後の
> willは違っているのかもしれませんが。)
> ⑥He would be the last person to betray others.=He would be the last
> person who would betray others.
> [引用元:Yahoo辞書]
> ⑦Sally is the last student to make such a mistake.
> [引用元:質問者が持っている文法書その1]
> ⑧He is the last person to do such a thing.
> [引用元:質問者が持っている文法書その3]
基本的に、ひょっこりさんが、レス [4803] で引用された文法書と英和辞典の説明の通りと、私も理解しています。
"BNC" で例文を捜してみたところ、"BNC" には、"the last person [to-不定詞]" となるパターンが 45 件ありました。
その中で、強調的で否定的なニューアンスを表すために、"[be-動詞の現在形] the last person [to-不定詞]" を使用した例文は、4 件か 5 件ありました (1 件は文脈から否定の意味か、「最後の人」などの意味か明確でないと思えたため、それを含めると 5 件)。例えば:
[1] I'm the last person to start discriminating against people.
- 出典は "BNC", Central News autocue data.] u.p., n.d.
[2] He is the last person to be entitled to think of himself as a protector of jobs; he is the destroyer of jobs.
- 出典は "BNC", [Hansard extracts 1991–1992]. London: HMSO, 1992
また、"BNC" には、強調的で否定的なニューアンスを表すために、"would be the last person [to-不定詞]" を使用した例文は、7 件ありました。例えば:
[3] I would be the last person to say that it was all your fault.
- 出典は "BNC", An alternative assembly book. Hoy, Mike and Hoy, Linda. Harlow: Longman Group UK Ltd, 1991
[4] I'd be the last person to know, wouldn't I?
- 出典は "BNC", Posthumous papers. Barnard, Robert. London: Corgi Books, 1992
そのため、実際にネイティヴが使用した例文では、強調的で否定的なニューアンスを表すために、"[be-動詞の現在形] the last person [to-不定詞]" と "would be the last person [to-不定詞]" の両方の使用があると見てよいと思います。
それについて、多少理屈を考えてみると、レス [4797] で、不定詞は、"non-finite" の1つで、それ自体は動作主や時制/相の情報を持っていないと述べましたが、さらに、法 (直接法/仮定法と、法助動詞などによって表現される意思や予定や可能性や現実性などを含めて) の情報も、基本的には持っていないと考えられると思います。(ただ、完了不定詞で、過去に実現しなかったことを表す場合もあります。)
そのため、"the last person [to-不定詞]" での [to-不定詞] は、現実に起きたことを表す場合もあれば、現実的に予想できることを表す場合もあれば、意思を表す場合もあれば、非現実的なこと/およそ起こる見込みがないことを表すこともありえると考えられると思います。その場合に、何を表すかは、最終的には、背景情報や常識など、文脈から判断することになると思います。
例えば、上記の例文 [1] "I'm the last person to start discriminating against people" での to-不定詞 "to start discriminating against people" は、「人々を差別し始める」などという意思や予定や現実的に予想できることを表す場合 ("finite" 節を用いた場合の法助動詞では "will" などに相当する場合) もあれば、非現実的なこと/およそ起こる見込みがないことを表す場合 ("finite" 節を用いた場合の法助動詞では "would" などに相当する場合) がありえると思います。特に、例文 [1] では、常識などから、非現実的なこと/およそ起こる見込みがないことを表し、強調的で否定的なニューアンスで用いらていると解釈されると思います。(しかし、「私は人々を差別し始める最後の人です。」などという解釈が不可能というわけではないと思います。例えば、他の皆が差別を始めるのを見計らって、それに乗じて差別を始める人などということも考えられると思います。)
形容詞/限定詞 "last" 自体に、強調的で否定的なニューアンスがあるわけではないと思います。「たとえ、仮に、およそ考えられない非現実的なことが起り、他の人がそのようなことをしたとしても、... は、なおも、そのようなことをする最後の人になることでしょう。」などの文意で、「まして、現実には、... は、そのようなことをするはずはない。」などの文意で、強調的で否定的なニューアンスを持つと考えることができると思います。すなわち、それは、法助動詞 "would" が持つニューアンスの1つになると思います。
そして、主節の動詞句に、法助動詞 "would" を用いることによって、補語である "the last person" を修飾する to-不定詞の意味するところを明確化することができると考えられると思います。
何れにしても、
He is the last peson who will tell a lie.
では、法助動詞 "will" がその場合は、意思や予定や現実的に予想できることを表すと解釈するのが一般的と思えますし、主節の動詞句が単純現在形で、断定的な表現ですので、「彼は最後にうそをつく (予定の) 人です。」などの解釈が一般的と思え、「彼はうそをつくような人ではない。」などの解釈には無理があると思えます。
ところで、"BNC" では、"the last person [to-不定詞]" が、過去のことで「...した最後の人」などを意味する場合は、主節の動詞句には単純過去形が用いられていた例が 10 件ありました。例えば:
[5] And you, Shallot, were the last person to see him alive?
- 出典は "BNC", The white rose murder. Clynes, Michael. London: Headline Book Publishing plc, 1992
[6] It seems likely that you were the last person to see Glynn alive, apart from his murderer, but at the moment I am more interested in what you can tell me about him --; the sort of man he was --; and about his friends and his enemies as far as you can.
- 出典は "BNC", Wycliffe and the cycle of death. Burley, W J. London: Corgi Books, 1991
上記の例文 [5] と [6] では、主節の動詞句で単純過去形を用いることによって、"the last person" を修飾する to-不定詞の意味するところを明確化していると考えることができると思います。(それ以外の理由で、主節の動詞句に単純過去形を用いることは、一般的には不自然にも思えます (聞き手が過去の人のような印象を与えると思えます)。)
ここで、上述したことと合わせて、"first", "second", "third", etc, "next", "last", "only" や形容詞の最上級とセットで使用される to-不定詞の性質を、まとめて考察するために、主節の動詞句に未来を意味する考えられる法助動詞 "will" が使われている例を挙げます:
[7] He will be the third person to hold the job at the 53-year-old company, reportedly selected after a two-year process.
- 出典は "BNC", Unigram x. APT Data Services Ltd., 1993
[8] You will be the next person to know of it, be assured, Archdeacon.
- 出典は "BNC", Unholy ghosts. Greenwood, D M. London: Headline Book Pub. plc, 1991
上記の例文 [7] と [8] では、名詞句の主要語を修飾する to-不定詞は、時制の情報をもっていませんので、主節の動詞句 "will" によって、時制の情報が与えられていると解釈できると思います。
時制や法などの情報を持たない to-不定詞が、文の補語となる名詞句の主要語を修飾する場合に、その to-不定詞の内容を含めて、文全体の時制や法などについて、上記で挙げた例文 [3] と [4] では、主節の動詞句に用いた法助動詞 "would" が、強調的で否定的なニューアンスを表し、上記で挙げた例文 [5] と [6] では、主節の動詞句の単純過去形が、過去のことであることを表し、上記で挙げた例文 [7] と [8] では、主節の動詞句に用いた法助動詞 "will" が、未来であることを表す役割をしていると、考えることができると思います。もし、それらの例文の主節の動詞句に単純現在形を用いた場合は、そららの文自体は、時制や法などの情報の欠如となるといえると思います。そのため、背景情報や常識などの言外情報に頼らなければ、正確な文意が不明になると思います。
すなわち、主節の動詞句が、主節で補語となる名詞句の主要語を修飾する to-不定詞が持っていない時制や法などに関する情報を補うという、特別な役割をしていると考えることができると、私は思います。
> >主動詞が単純現在形で、関係代名詞を用いた節で法助動詞 "will" を用いた
> 例は、出版された本の中から"Google" の "Book Search" で捜すと、例えば以
> 下のような例文がありました:
> [6] He is the first officer who will have held the position for that
> length of time.
> +それなら、A案:She is the first woman who will have been to the moon.
> も正しい英文と言えそうですよね。
> (1月9日追記:will+完了形は下の方が仰っているように「過去の事柄の推量
> を表す用法」があるため、A案は悪文ということがわかりました。)
未来完了などと呼ばれる少し複雑な構文を用いるのは、一般的に、それが必要で意味をなす場合だけに限られると思います。レス [4797] で挙げた例文 [6] では、未来のある時での継続を表すために、未来完了が用いられていると思います。継続の他には、未来のある時での結果や経験などを、特に、表す必要がある場合は、未来完了が用いられることもありえると思います。
Re^8: to不定詞 形容詞用法の時制
2008-01-10 09:49>未来完了などと呼ばれる少し複雑な構文を用いるのは、一般的に、それが必要で意味をなす場合だけに限られると思います。レス [4797] で挙げた例文 [6] では、未来のある時での継続を表すために、未来完了が用いられていると思います。継続の他には、未来のある時での結果や経験などを、特に、表す必要がある場合は、未来完了が用いられることもありえると思います。
上記の文は精確性に欠けていて誤解する人がいると思います。
「レス [4797] で挙げた例文 [6] では、未来のある時での継続を表すために」は「レス [4797] で挙げた例文 [6] では、未来のある時点での継続期間の満了を表すために」ということだと思います。
また、「未来のある時での結果や経験などを、特に、表す必要がある場合は、未来完了が用いられることもありえると」は「未来のある時点までの原因結果を、特に、表す必要がある場合は、未来完了進行形が用いられると」が適切な表現ではないでしょうか。
ちょっと気になったのでレスします。
Re^9: to不定詞 形容詞用法の時制
2008-01-10 18:31継続期間の満了も広義では「未来の一定時までの動作・状態の継続」でしょう。
ここで未来完了進行形は関係ないのではないですか。
また日本の参考書と辞書から引用させていただきます。
高山英士著、リンケージ倶楽部の『ALL IN ONE』には
「未来のある時点までに…し終えている(してしまっている)」、「今度…すれば…回…したことになる」、「未来のある時点で、これこれの期間…し続けていることになる」など、「未来のある時点までの完了・結果・経験・継続」を表す場合は「未来完了形」(will have Vp.p.)を用います。
とありました。
小学館の『プログレッシブ英和』には
[will [shall] have done]《未来完了》
(1)《未来の一定時までの動作の完了・結果》…して(しまって)いるだろう
(2)《未来の一定時までの経験》…したことになる(だろう)
(3)《未来の一定時までの動作・状態の継続》…していることになる(だろう)
とありました。
Re^10: to不定詞 形容詞用法の時制
2008-01-10 20:59よくわかりました。質問者としてとっても満足しています。ありがとうございました。
それからMKさん。
ここでは、相当自分で調べ、ここだけが分からないのです。というスタンスで質問しておりますが、現在、殆どお手上げ
状態という質問を二つ持っています。
(わかっているひとから見れば単純な内容かもしれませんが。)
今後掲載していきますので、そちらも宜しくお願い申し上げます。一つ目は11日に掲載します。
Re^11: to不定詞 形容詞用法の時制
2008-01-11 00:02再びレスありがとうございます。
本スレッドの質問をされた chaispeed さんは、クローズしたと思いますが、通行人さんのレス [4805] に関して、レスしたいと思います。
> 「レス [4797] で挙げた例文 [6] では、未来のある時での継続を表すため
> に」は「レス [4797] で挙げた例文 [6] では、未来のある時点での継続期
> 間の満了を表すために」ということだと思います。
私がレス [4797] で挙げた例文 [6]:
> [6] He is the first officer who will have held the position for
> that length of time.
については、通行人さんのご指摘の通り、「継続期間の満了」を表すためと解釈するのが妥当でした。
"Google" の "Book Search" の結果で、その例文の出典については閲覧の制限のため、その前後を全て見ることはできませんでしたが、"that lentgh of time" が、その例文の前の文にあった "a year and six months" であることがわかりました。
上記のことについて、理屈を考えれば、彼が、その1年半の期間その地位にあった最初の "officer" といえるのは、その1年半の期間が満了したときになりますので、「継続期間の満了」を表すために完了表現の使用が妥当といえると思います。また、主節の動詞句で単純現在形が用いられているために、関係節では、未来のことを明確化する目的で法助動詞 "will" を使用し、未来完了表現としたと考えられると思います。
余談になりますが、"the first" などの序数とセットで関係節による限定修飾が用いられ、「... が ... する ... 番目となるでしょう」などの未来のことの表現では、その関係節で未来完了が使用される例がときどきあります。それは、上述したことと同様に、あることが完了して初めて、... 番目などと言えるという理屈になると思います。例えば、質問 [4703] に対するレス [4706] で挙げました例文:
> [8] This will be the first time that an introduction to the range
> of MEDIA initiatives will have taken place in the city.
ただ、その関係節で現在完了形が使用される例も多くあるようです。例えば、同じくレス [4706] で挙げました例文:
> [6] This will be the first time SummerSlam has been seen outside
> the USA.
> [7] This will be the fourth time the World Cup has opened at the
> Utah resort, the third time for women.
それらは、関係節での時制の単純化と考えられると思います。それについては、主節の動詞句で、法助動詞 "will" が用いられ、未来であることが明確化されたため、関係節では、時制の単純化により、現在完了形の使用でも許容されると考えることができると思います。
> また、「未来のある時での結果や経験などを、特に、表す必要がある場合は、
> 未来完了が用いられることもありえると」は「未来のある時点までの原因結
> 果を、特に、表す必要がある場合は、未来完了進行形が用いられると」が適
> 切な表現ではないでしょうか。
については、「未来のある時での結果や経験などを、特に、表す必要がある場合は、未来完了が用いられることもありえると」でよいと思います。「未来完了進行形」は、また別の話になると思います。
"will have [ed-分詞]" になる未来完了は、現在完了形が現在のことを表現するのに対して、いわば、その現在のことを、そのまま未来に時間をシフトし、未来のある時点でのことを表現することがあると、考えることができると思います。
(現在完了形の用法で、「完了」、「結果」、「経験」、「継続」などに分けて説明することもありますが、それは便宜上のことで、特に、「完了」、「結果」、「経験」については、線引きが明確でない場合もあり、解釈によって、「完了」と取ったり、「結果」と取ったり、「経験」と取ったりすることもあると思います。)
未来完了が、未来のある時点での完了/結果/経験などを表す例文を、イギリスのコーパス "The British National Corpus" ("BNC") にあった例から挙げます:
[1] By tomorrow the swelling will have gone down considerably, you know.
- 出典は "BNC", Driven by love. McCallum, Kristy. Richmond, Surrey: Mills & Boon, 1993
[2] Key staff will have completed CC1 and CC2 training by April 1993.
- 出典は "BNC", [Collection of leaflets from Lothian Council]. u.p., n.d.
未来のある時点での継続を表すと考えられる例文を挙げます:
[3] 'In May next year she will have been in remission for five years,' explains her mum. 'From then on the chances of her relapsing are minimal.'
- 出典は "BNC", The Daily Mirror. London: Mirror Group Newspapers, 1992